もくじ
はじめに
分数って聞くと、少し難しそうに思えるかもしれませんね。
でも、実は私たちの日常生活の中で、自然と使っているものなんです。
この記事では、小学三年生のみなさんが分数について楽しく、そしてわかりやすく学べるよう説明します。
ママさんでしたらだいたい5分で把握できます。
第1章: 分数の基本
分数は、分子と分母の2つの数字で構成されています。
$$\frac {分子}{分母}$$
分子は分数の上にある数字で、分母は下にある数字です。
例えば、$$\frac {3}{4}$$(さんぶんのよん)という分数では、3が分子で、4が分母になります。
$$\frac {3⇒分子}{4⇒分母}$$
分数の読み方
$$\frac{1}{2}$$は「にぶんのいち」
$$\frac{3}{4}$$は「よんぶんのさん」と読みます。
簡単な分数の例
例1: ケーキを4等分したとき、1つ取ると$$\frac{1}{4}$$(よんぶんのいち)となります。
例2: ピザを8等分したとき、3つ取ると$$\frac{3}{8}$$(はちぶんのさん)となります。
第2章: 分数の描き方
分数を理解する一つの良い方法は、実際に図を描いてみることです。
例えば、リンゴを半分に切ったら、それぞれの部分はリンゴの$$\frac{1}{2}$$(にぶんのいち)になります。
このように、物体を等分に分けることで、分数を視覚的に表現することができます。
第3章: 分数の比較
同じ分母の分数の比較
$$\frac{2}{5}$$と$$\frac{3}{5}$$では、分母が同じなので、分子が大きい$$\frac{3}{5}$$の方が大きい分数です。
分母が異なる分数の比較
$$\frac{1}{2}$$と$$\frac{2}{3}$$を比較するときは、ちょっとむずかしいです。
イメージとしては一つのケーキを人数分で切り分けて、足した大きさを比較するものと思ってもらえばいいでしょう。
ここで重要なのは切り分けたケーキのピースを同じにする必要があるということです。
上の例ですと、二人で半分こした2等分のケーキの1ピースと、3人で切り分けた3等分のケーキの1ピースとでは大きさがちがうので、比較ができないですね。
ですので、まずはどちらのケーキも同じ数のピースに切り分けられるような数を見つけます。
2等分のケーキと3等分のケーキを比べたい時、6等分にすると、どちらのケーキも同じ大きさのピースに切り分けられますね。
そうしたら、ケーキを6等分した時、元の2等分のケーキは1ピースが3ピース分に、3等分のケーキは1ピースが4ピース分になります。
分数にするとこうなります。
$$\frac{3}{6}$$と$$\frac{4}{6}$$
3ピースと4ピースどちらが多いかというと、4ピースの方ですね。
ですので、この場合は$$\frac{2}{3}$$の方が大きいという結論になります。
第4章: 分数の足し算と引き算
同じ分母を持つ分数の足し算
同じ分母を持つ分数の足し算は分母はそのままに分子を足し算して導き出しましょう。
$$\frac{1}{4} + \frac{2}{4} = \frac{3}{4}$$
異なる分母を持つ分数の足し算
$$\frac{1}{2} + \frac{1}{4} $$を計算するには、以下の順番でやってみましょう。
図にすると、
との濃いところを足します。
ステップ1: 分母をおんなじにする
分母っていうのは分数で言うところの、下の数字のことで足し算にあたりおんなじにしなければいけません。
上の例では2と4は違うから、これをおんなじにします。
分母をおんなじにするには、両方の分数で使える特別な数を見つけます。
これを最小公倍数っていいます。
例えば、2と3の場合は、6がおんなじになる特別な数ですね。
2と4は2だけ2倍にして4でおんなじにすることができます。
ステップ2: 分数を変える
次に、分数をちょっと変えます。
でも、分数の意味を変えちゃいけないから、上の数(分子ですね)も一緒に大きくする必要があります。
$$\frac{1}{2} $$を分母、分子ともに2倍にすると $$\frac{2}{4} $$になりますね。
図にするとこうです。
から に変えます。
また、1個のピースのサイズは4分の1のサイズと同じになったことも確認できました。
これで分数をそろえることができたので、やっと計算ができます。
上の例では、
$$\frac{2}{4} + \frac{1}{4} = \frac{3}{4}$$
となります。
図にすると、
との飛び出ているところを足したわけですね。
第5章: 分数の日常生活での応用
分数を使った簡単な計算例としては以下のようなものがあります。
ピザが8ピースあるとして、そのうち5ピースを食べた場合、食べたピザの分数は5/8になります。
時間を読み上げるときに〇時半とか、30分のことを半と表現しますね。
1時間は60分なので、その半分(1/2)ということになります。
料理の調味料の配合もよく使います。
1/3カップのお水などです。
これは調理用の容器のサイズが決まっているので、
その割合で水や調味料を入れることにより、ちょうどいい分量になるというわけです。
まとめ
分数は、最初は少し難しそうに感じるかもしれませんが、基本を理解すれば、日常生活の中で自然と使えるようになります。
この記事を通じて、分数の楽しさを感じ取ってもらえたら嬉しいです。