中学受験体験記:家族で乗り越えた挑戦

中学受験体験記や体験談をいろいろ聞いて参考にしたいことがあります。

ちょうど今年中学受験を終えた知り合いとお食事をする機会がありましたので、
その体験についてお話したいと思います。

フッツー
フッツー
第一志望に無事合格されたようですね。けどその背景にはいろいろあったようです。

中学受験への道へ

今回の体験記は東京都内に住む4人家族の高橋家(仮)です。

家族構成は、公務員の夫、派遣社員の妻、そして小学6年生の長男と小学2年生の次男です。

夫婦共に40代で、世帯年収は1000万円を超え一般的にはゆとりがある家庭といえると思います。

長男が中学受験を迎えるにあたり、奥さんはずっと彼に中学受験を経験させたいと思っていました。

その理由は、奥さん自身が中学受験をしたかったものの、経済的な理由でできなかったからです。

その夢を息子に託したいと思ったのです。

夢への第一歩:家族の意見の対立と決断

中学受験を提案した時、夫は猛反対しました。

旦那さんはサッカーを続けさせたいと考えており、また旦那自身が中学受験をせずに大学まで行った経験から、中学受験の必要性を感じていませんでした。

しかし、家族会議の結果、妻が塾や勉強の面倒を見ること、そして奥さんの収入で塾の費用を賄うことで合意に至りました。

フッツー
フッツー
旦那さんは車を買い替えたかったようで、それが先送りになるという理由もあり、反対されていたようです。

塾生活の始まりと伸び悩み

長男が小学4年生の時に塾生活を開始しました。

初めは奥さんが積極的に関わっていましたが、長男のやる気が出ないこと、成績が伸び悩むこと、そして学年が上がるにつれて奥さんの理解が追いつかず、教えることが難しくなってきました。

結果、塾任せの状態になってしまいました。

塾は成績順のクラス、席順となっていましたが、長男は真ん中より後ろ気味のほう。

4年生後半で決まったクラスは6年生ぐらいまで同じクラスであり、つまり成績は横ばい状態でした。

6年生の夏に受けた模試の結果は偏差値40前後と芳しくなく、中学受験をやめるべきかという夫婦間の喧嘩も頻発しました。

フッツー
フッツー
塾によるものがありますが、進学塾というのは難関校の合格実績を重視しているため、トップクラスに良い先生を配置し、さらに学力向上を目指すという方針のようで、真ん中以下のクラスの生徒の学力底上げということにあまり注力しないとのことでした。

家庭教師の導入と長男の変化

家族会議の末、家庭教師をつけることにしましたが、成績はなかなか伸びませんでした。

問題の根底にあったのは、長男がなぜ中学受験をするのか理解していなかったことでした。

そこで夫が積極的に動き、仕事を休んで中学校の見学に行ったり、長男と一緒に学校の魅力を探索しました。

これが転機となり、長男は行きたい中学校を見つけることができ、勉強へのモチベーションが徐々に上がっていった感じです。

フッツー
フッツー
夫婦がぶつかり合う中で、徐々に旦那さんは心に変化が生じ、反対の姿勢は崩さずも徐々に参加していったようです。

 

家族全員での受験サポート体制

受験期に入ると、家族全員で受験をサポートをする体制をとりました。

感染症予防のため、夫は家に入る前に消毒とシャワーを徹底するようお願いし、なんとか守ってくれました。

出願手続きは、奥さんだけだと難しかったので、夫と分担して対応していきました。

メンタルの面では、長男が弱気になることがあれば、夫はいつも励まし、鼓舞してくれました。

そして、受験日、夫は会社を休んで長男を受験会場まで送迎してくれました。

このようにして、家族全員が一丸となって受験に臨む体制を整えました。

フッツー
フッツー
夫が積極的になった理由の一つは、長男がぐんぐん成長することを感じ取ることができたからのようです。

第一志望校への合格

終盤では夫も積極的に勉強に関わるようになり、志望校の過去問をまずは夫が解いて息子へ教えるように。

その結果、最終模試で偏差値を50台に上げ、志望校が射程圏内に入りました。

長男が一番行きたい学校は大学付属の男子校で、夫は共学でないことに驚きましたが、そこへ行くんだとの覚悟が強かったようです。

年末には長男から自ら勉強する姿勢が見られ、家庭教師からも合格の太鼓判を押されました。

受験となり、滑り止めの中学に先に合格したことで心に余裕を持って第一志望校の受験に臨みました。

結果は見事合格とのことで、長男、旦那、奥さんみんなで喜びをかみしめたそうです。

家族で乗り越えた中学受験

この中学受験体験を通じて、中学受験は一人でやるものではなく、家族の協力が不可欠であることを痛感したそうです。

夫の最初の反対、長男のモチベーションの乏しさ、そして奥さん自身の挑戦。

これら全てが結束して、長男の中学受験成功につながりました。

家族一丸となって乗り越えた中学受験は、家族にとってかけがえのない財産となったことでしょう。

次男もまた中学受験を目指す準備をしているようで、これまでの経験を活かし、良い結果になることを願いたいと思います。

フッツー
フッツー
中学に入り、サッカー部に入部するとのことでした。
中高大一貫校なので集中して部活に励むことができそうですね!


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